「今日はどんなことで笑いましたか?」
笑うことが普段ほとんどない人は、毎日笑う人に比べて脳卒中のリスクが1.6倍増え、加えて心疾患も1.2倍だったと大学の研究チームから先日発表がありました。
「笑いが脳卒中や心疾患の発症を抑える可能性を示した」とニュースになり、ふと思い出したのは「笑う門には福来たる」ということわざ。昔の人が現代の成人病を悟って語った訳ではないものの、「福」のなかには健康も含まれているんだなと。
Contents
改めて意味を知ってみると…
「笑う門には福来たる」とは、いつも笑い声が溢れる家には、自然に幸運が訪れる。明るく朗らかにいれば幸せがやってくる。
また、悲しいこと・苦しいことがあっても、希望を失わずにいれば幸せがやって来るという意味。「門」とは、家・家族の意だそうです。
類義語は「祝う門に福来る」「笑って損した者なし」「和気財を生ず」など。
心も身体も疲れていて笑うことなんて考えられなくても、作り笑いでも効果があるそうです。ことわざのように笑いに引っ張ってもらえるところは、実は大きいのかもしれませんね。
中国でも
「一笑一若、一怒一老(いっしょういちじゃく、いちどいちろう)」ということわざが中国にあります。一つ笑うと一つ若くなり、一つ怒ると一つ老けるという意味。
実際に科学的・医学的にも笑いに老化を防止する効果、怒ると老化が進むと認められているとか。先人の教えにハッと気付かされ、言葉の深さを感じませんか?