「生クリームは食べるプラスチック」という衝撃的なツイートをして批判を浴びた、タニタヘルスリンクの公式ツイッターが発表されたのは昨年のこと。会社発表ではなく社内のいち栄養士の発言だったようですが、生業としているならこそ伝え方の配慮がもう少し欲しかったなと感じます。
過剰摂取によって心疾患リスクを高めるトランス脂肪酸が海外で問題になっていて、プラスチックオイルという言葉も生まれていることから、少々過激ないい方になってしまったようですが…。
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気になる!?油脂の種類
健康志向が高まって、植物性・動物性の油脂の摂り方にもスポットがあたり、どちらが身体にいいのか悪いのか双方を比べる傾向があるようです。マーガリンやショートニングは常温でも固体を保ち、酸化しにくくなることで保存性を持つので「オイルのプラスチック化」といわれ、あまりよいイメージはありません。
だからといってパンに塗るマーガリンをバターに変えたところで、市販のお菓子など使われているものは多いのですから、普通に暮らす限り避けようがないのが現実です。
量も質もそれぞれ
そもそも日本人の摂取量を考えると諸外国に比べ圧倒的に少なく、取り立てて危険といえるほど口にしていないといえます。油を使っている量が多ければ、マーガリン以外でも身体に影響がでるのは当たり前。
バターの表示「原材料名:生乳・食塩」に、混じりけのないシンプルさに魅力を感じている人も多いと思いますが、高級感と風味は落ちても、半バター半マーガリンのようなチューブタイプも出回っているので、上手に使い分けるのも一つの手ではないでしょうか?
病気など食の制限がなければ、安心して美味しく食べられるのが一番。結局のところ使う使わないは人それぞれ、家族や自分が口にするものですので、しっかり悩んでいいのです。